エアコンの電気代は、なぜ高いのか?

エアコンの消費電力の割合は48%!

夏の暑い時期に支払っている電気代の48%がエアコンの電気代ってご存知でしたか?

(出典:資源エネルギー庁 節電アクション 卸・小売店の場合)

その時期に使った、最大電力が、一年間の基本料金を決めてしまいます!電力会社は、最大電力分の電気を発電しなければいけないので、その分を基本料金として1年間徴収し、発電しています。なので、夏(または、冬)の最大電力を下げることが、基本料金を下げて、電気代を安くする一番の早道なんです!

エアコンの電気代は常に変化しています!

あまり知られていないと思いますが、エアコンはスイッチを入れると見た目はずーっと動いていますが、気温の違いで、エアコンの電気代は大きく変わってしまいます。

それは、なぜでしょう??

エアコンは、風を送るより、風を冷やす方が電力を使うんです!

エアコンは、スイッチを入れると風が出てきます。ずーと出てきます。じゃぁ電気代は同じなんじゃないか?と、思われるかもしれません。しかし、気づいている方も多いかと思いますが、吹いてくる風が冷たかったり、そうでなかったりしたことはありませんか?

それが、電気代の違いなんです!

冷風が出ている時間が長ければ長いほど、電気代が高くなります。逆に冷風じゃない風(扇風機と同じように送風)であれば、電気代はそれほど高くなりません。

エアコンは、風を送るより、風を冷やす方が電力を使うんです!

冷媒ガスを送るコンプレッサーはとてもパワーが必要です!

冷やすために冷媒ガスと呼ばれている、熱を運ぶ役割をしているガスがあります。そのガスは高い圧力をかけられて、室外機室内機の間を移動しています。そのポンプの役割をしているのが、室外機の中にあるコンプレッサーなんです。

そのコンプレッサーは、6.7kgの冷媒ガスを、1cm角あたり20kg~30kg(10cm角にすると、2トン~3トン)の圧力で押し出しています。(10馬力パッケージエアコンの場合)この数字を見ただけで、多くの電力が必要なのがなんとなく、わかると思います。

実は、10馬力のエアコンは、電子レンジ10台に相当する電力が必要です。

これを見ただけで、エアコンの電気代は、なぜ高いのか? が、わかりますよね。

 

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このコラムを執筆した人:
網島 弘幸(あみじま ひろゆき)
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