SDGs(エスディージズ)Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)
2015年9月に国連サミットで採択された、2016年から2030年までの国際目標だ。持続可能な世界を実現するために17のゴール、169の目標から構成されている。また、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っている。SDGsは、発展途上国のみならず先進諸国自身が取り組む普遍的なものであり、日本も積極的に取り組んでいる。
SDGsのゴールである17色の円形のバッジをつけているビジネスパーソンを最近よく見かけるが、持続可能な開発目標を認識し、行動していくという意思表明だ。
17のゴール
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう
エアコンの省エネ
エアコンの省エネも、SDGsの目指すゴールを達成する為の行動ともいえる。
室外機の設置場所
普段気にならない室外機の設置場所ですが、ただ単に設置するだけでは不十分な可能性があります。
例えば室外機の設置置場が写真のようになっていることはありませんか?
こちらはどれも室外機が十分に能力が発揮できにくく、更に電気は使っているが機能しないという悪循環が発生しております。
室外機は、例えば夏場の場合、室内の熱を外に出すとき、熱だけ室外機に送ります。その際に、室外機の吸い込み口から空気を吸い、室内の熱と一緒に室外機のファンで外に出します。
夏場に室外機に近寄ると温風がでるのはその為です。
なので、室外機の周辺に障害物や熱がこもりやすい環境ですと、室内からの熱を室外機がだせなくなってしまい、機能が果たせなく、場合によっては故障にも繋がります。
対策としては、風通しの良い環境に設置し、壁や置物がある場合は一定間隔開けておく必要があります。
また、室外機同士の設置は、吐き出した熱が、隣の吸い込み口に入らないように位置を確認してから設置し、本来の室外機の機能を発揮できるようにして、無駄な電力を使わないようにしましょう。
世界のエアコンは、どれくらい増えるのか?
エアコンは、消費電力の多い空調機器だが、エネルギー問題の一つとして注目されてる。所得が上がるとエアコンを設置する人が増えていくが、国際エネルギー機関の報告書によると、世界でエアコンを設置している建物は、2018年現在で16億棟有り、2050年には56億棟に増加すると予想されてる。これは、1秒に10台のペースでエアコンが売れていく計算になる。
電力の使用量の45%がエアコンに!
現在インドの電力使用量の10%は、エアコンの電力だが、2050年にはその比率が、45%になるともいわれている。そのため太陽光発電では、夜間のピーク電力を賄えないため、夜も発電できる発電所が増えるとも予想している。
エアコンのエネルギー効率アップは必須!
日本のエアコンは、中国やアメリカのエアコンに比べてエネルギー効率が25%以上高く、世界的に高効率のエアコンとして認められている。特に暑い時に運転する冷房設備のエネルギー効率を上げていくことは、温室効果ガス排出量削減には必須だ。世界のエアコンのエネルギー効率を上げる事は、発電所の建設を減少させ、燃料、メンテナンス等にかかるコスト削減につながる。
所得増に伴うエアコン所有の増加
所得の増加に伴い、生活レベルが向上し、エアコンの消費エネルギーが増加していくことをエネルギー問題の観点から、無視することはできない状態になっている。
2019年7月初旬、この度の九州豪雨で被害に遭われた皆様、心よりお見舞い申し上げます。
7月4日現在、まだまだ降り続いている状況ですので、どうぞお気をつけ下さい。何とかみなさまの被害が最小でありますよう、また、被災地のみなさまに一日も早く笑顔が戻りますようお祈り申し上げます。
暑さは?台風は?梅雨明けは?電力は去年より上がる?
本来であれば6月末より気温も電力も上がっていくのですが、今年は6月末から降り続いている雨の影響で、気温も電力もまだ上がらず、さらに梅雨明けも遅くなる見込みとなっております。
気象庁の三ヶ月予報では、7月・8月は平年並み。9月は平年より高温になる予想が出ています。
秋以降は、エルニーニョが影響して、平年より暖かくなるのかもしれません。
エルニーニョの影響で冷夏?
地球全体で気温が高い状態が続いています。
それなのに、今年、猛暑の予想が出ないのは、エルニーニョ現象が発生しているためです。
エルニーニョ現象とは
エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象です。
平常時の状態
太平洋の熱帯域では、貿易風と呼ばれる東風が常に吹いているため、海面付近の暖かい海水が太平洋の西側に吹き寄せられています(図上)。西部のインドネシア近海では海面下数百メートルまでの表層に暖かい海水が蓄積し、東部の南米沖では、この東風と地球の自転の効果によって深いところから冷たい海水が海面近くに湧き上っています。このため、海面水温は太平洋赤道域の西部で高く、東部で低くなっています。海面水温の高い太平洋西部では、海面からの蒸発が盛んで、大気中に大量の水蒸気が供給され、上空で積乱雲が盛んに発生します。
エルニーニョ現象時の状態
エルニーニョ現象が発生している時には、東風が平常時よりも弱くなり、西部に溜まっていた暖かい海水が東方へ広がるとともに、東部では冷たい水の湧き上りが弱まっています(図中)。このため、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水温が平常時よりも高くなっています。エルニーニョ現象発生時は、積乱雲が盛んに発生する海域が平常時より東へ移ります。
日本への影響は?
夏に、エルニーニョが発生しているときには、
・西日本:平年より低温
・北日本:平年並みか低温
・西日本の日本海側:降水量が多い
よって、今年(2019)の夏は平年より低くなると思われますが、暑いのには変わりないですね。
夏場の電力は?高くなる?
人が室内で快適に過ごせる温度や湿度は、季節によってある程度の基準があります。 一般的に、夏場は温度が25~28度で湿度は45~60%と算出されています。
夏場で25~28度はまず、冷夏といえどさほどありませんので、当然エアコンはフル稼働で電力は上がりますね。
床発電
さまざまなエネルギーを産み出す方法が試されている中、今回ご紹介するのは床発電です。
歩いたときに生じる振動や圧力のエネルギーを【圧電素子】使い電気エネルギーに変える仕組みは、まだまだ小さな電力しか生み出せませんが省エネ性が高く、今後の省エネを考えるときには活用される発電機だと思われます。
東京駅では3回実験がされており、改札の床に設置したところ最高で1秒間に約10Wの電力を生むことに成功しています。
また、災害時に停電が起こった時、歩くと床発電により避難場所の箇所にライトが点き、案内できたりと活用されています。
イギリスで床発電
イギリスではこの発電方法を使い、アミューズメント化したりと身近にしていく為に企業や国をあげて進めています。
これからの発電方法
火力発電、水力発電、風力発電、原子力発電、バイオマス発電、地熱発電などさまざまな発電方法がありますが、今後新たな方法でクリーンなエネルギーが産みだされるかもしれませんね。
身近な省エネ活動
エアコンの温度設定変更、エアコンフィルター掃除、電球を小電力のものに変える、テレビを見る時間を1時間減らす、使わないときは電源を切るなど、普段生活している中には、さまざまな節電方法があり、官民合わせて、推進しております。
しかし、家電機器の普及、世帯数の増加、エアコン普及などによって、家庭部門でのネルギー消費の伸び率は増えております。
節電チェックする機関
ドイツでは2008年から連邦環境省が、既存の大きな可能性のある排出削減の可能性を費用効果的に、そして広範囲に利用することを目的とし、 “Stromspar-Check Aktiv – 低所得世帯の日常生活における気候と環境の保護” という名前でプロジェクトが開始しました。
このプロジェクトは、無料で相談でき、省エネヘルパーと呼ばれる資格を持った人が家庭に訪問し、節電チェックをし、アドバイスをしたり一部の機器(ランプ、交換可能な電源タップなど)を無料で交換したりします。
そして、節電チェックの1年後、節電チームは再度訪問し、家庭の人達の省エネへの意識向上に繋げております。
この活動で、年間平均150ユーロ(約18,000円)のエネルギーコストを削減しており、2,000万ユーロ(約24億円)相当の無料の省エネ商品を提供しております。
現在では30万世帯以上が参加し、これにより3億ユーロ(約366億円)のエネルギー費用が削減され、50万トン以上のCO2排出量削減が実現しております。
日本の省エネチェック
日本では建築物省エネ法で、オフィスビルやマンション、戸建住宅と建物を建てるときにチェックをしており、土台は省エネ性の高いものが普及していっております。
また、企業向け中心に省エネチェックシートが配られたりと、意識もだんだんと定着していっていると思いますので、家庭においてもチェックする意識はこれからのエネルギー問題において重要になってくると思いますので、定期的に家の中を見渡してみてはいかがでしょうか?
クリーンな社会を目指して
再生可能エネルギーのみで、日本の消費電力を賄うことができれば、クリーンな社会は実現できます。温室効果ガスを排出しないので、京都議定書で定めた温室効果ガスの削減も可能です。いいことずくめなのですが、果たして現在の技術で、実現可能なのでしょうか?
再生可能エネルギーとは?
「絶えず資源が補充されて枯渇することのないエネルギー」、「利用する以上の速度で自然に再生するエネルギー」という意味です。例として、太陽光、太陽熱、水力、風力、地熱、波力、温度差、バイオマスなどが挙げられます。
出典:ウィキペディア
日本の再生可能エネルギー
日本では、約9,000億kWhの電力量が必要です。その内再生可能エネルギーの割合は、2017年で、水力発電の3.5%を除くと、7.6%です。2016年と比べると0.6%しか増えていないことをみると、なかなか今の技術での、普及は難しいのではないかと言われています。
出典:資源エネルギー庁
太陽光発電の特長
再生可能エネルギーの一つ、太陽光発電の特長として、日中の晴れた日しか発電できないことがあります。しかし私達の生活には、雨や曇りの日も、晴れの夜も電気が必要です。太陽光発電は、安定した電気を供給するのが難しいことがわかりますよね。水力発電は、ダムで発電するのですが、ダムの建設はムダな公共事業としてみられているので、簡単に増やすことは出来ないでしょう。
クリーンな社会に向けて
それでは、クリーンエネルギーは不可能なのでしょうか?現状不可能であっても、今後の技術の進歩で可能になるかもしれません。しかし、電気を使う分だけ発電することばかり考えるのではなく、使う側があまり電気を使わなくていいように、省エネを考えることが、クリーンな社会に向けての第一歩ではないでしょうか。
ジョーシン京都1ばん館様にて現場説明
5月31日(金)小雨が降る中、エコミラ®を活用した初のデマンドレスポンスをジョーシン京都1ばん館様屋上にて現場説明を実施しました。
現場説明では、デマンドレスポンスの信号をどのように受け、現場の機器がどのように反応するかを弊社、省エネシミュレーターの網島(あみじま)が説明、室外機の制御の様子をそれぞれ確認いたしました。このように設置後はご要望頂けましたら、弊社営業よりご説明をさせて頂きます。
関西初!上新電機株式会社様との取り組み
2019年度「エコミラ®」による店舗の空調機器等を活用したバーチャルパワープラント(VPP)・デマンドレスポンス(DR)の取り組みを弊社代理店、JCMメイホウ株式会社・日本金銭機械株式会社を通じて開始しております。
特許取得済み
空調機器等を活用したVPP・DRの取り組みは弊社の「エコミラ®」のみ可能で、その特許を弊社は取得しておりますので、省エネしながら社会貢献に取り組み、企業・店舗としてさまざまなメリットを得ることができます。
これからの展開
これから「エコミラ®」での空調機器等を活用したVPP・DRの取り組みを弊社は様々な業態・業界へお届けしたいと思っております。ご興味ある方はぜひお問い合わせフォームよりお声がけください。
人間がもたらす変化で「ヒアリ」が増殖中
人間を襲うこともある危険なアリの外来種「ヒアリ」が、世界的に増殖しています。貨物コンテナとともに日本にも“上陸”するケースがあるヒアリは、昆虫全般が生息地の破壊や気候変動といった人間がもたらす変化で数を減らすなか、なぜか勢力を拡大しています。さらに最近では泳いで上陸するケースが出ています。人間被害を防ぐためにも省エネをし、少しでも地球温暖化を防いで防衛したいところです。
温暖化で生息地を北へと拡大
ヒアリにとっては、生物全般の数が大きく減っていることは恩恵となっているようで、ヒアリはほかの生物が姿を消したあとの生態系のすき間を埋めるのが得意なのだそうです。ほかの昆虫たちがゆっくりと消えていった地域でコロニーを築いたり、洪水のような大災害の直後に大繁殖したり、人間による一般的な土地整備のような規模の小さな混乱が起きたあとで縄張りを広げたりできるそうで、万能です。もともと高温多湿の環境を好むヒアリは、スプリンクラーや水路の周囲に巣をつくることで乾燥した気候にも対応でき、人間がもたらす気候変動によって世界の気温が上がり、ハリケーンや山火事が激化するなか、ヒアリたちはそうした環境をかえって恩恵にしています。こうしてヒアリの生息地は北へ、そして米国では西へも着実に広がっているそうです。
米国地質調査所によると、「ヒアリは地球規模の問題を示す兆候のひとつです」と語っています。その問題とは「生物学的均質化」。これは、ひとつの外来種が在来種よりも優位に立ち、在来種の資源を奪うことによって起きる状況を表す言葉だそうで、私たちが招いた結果と言えるでしょう。
泳ぐヒアリの大群が人間を襲う
ヒアリの行動で最も有名なのは、水に浮く「いかだ」のような塊をつくるという恐ろしい習性だそうで、こうした習性があるので、ハリケーンのなかでも移動できるようです。2017年8月にテキサス州を襲った大型ハリケーン「ハーヴィー」の際にも、ヒアリは働きアリの手足にある吸着盤を使ってつながり合い、いくつものいかだを形成して生き延びたことが確認されています。洪水の被害を受けた人が運悪くこの移動式コロニーに出くわすと、ヒアリの攻撃を受け、場合によっては死に至るような危険な状況に。Twitterには、「オースティンの近くで洪水が起きたとき、ゴルフボールくらいの大きさの集団がぼくの足に這い上がってきた」というコメントが、動画とともに投稿されていました。アメリカでは毎年1,400万人近くがヒアリに刺され、入院するケースも。約半数の人がヒアリに刺されたあとに何らかのアレルギー反応を示し、1パーセント前後の人には重篤な全身症状が出る危険があるそうです。記事によると、ヒアリの増加が世界にもたらす損失は、医療費だけにとどまらない。人間のほか、家屋や電線、電話線、農業などの損害は少なくとも年間67億ドル(7,350億円)にも達する。この数字は、推定が容易な損害だけを捉えたものだ。と伝えられていました。
新たな生息地が日本も
ヒアリによる新たな生息地の征服はいまも続いており、その拡大範囲に関する科学者たちの推定は何度も覆されています。アメリカ地質調査所は、「振り返って見れば、これは人間が謙虚になるべきだという教訓なのだと思います」と語っています。温暖化が進むなか、日本も危険にさらされ始めています。地球温暖化は皆が意識をして取り組まなければならない問題、その中で省エネは1人1人が考え行動しなければどうにもならない最重要課題です。日本、世界の未来は私たちが作らねばならないのですから、今できることを最大限していきましょう!
勘違いで省エネが進んでいない現状
日本では省エネという言葉が独り歩きしすぎて勘違いされている方が多い状況で残念です。というのは、今流行りの新電力契約への切替を省エネと思われている方が多くいます。当然、電気代の削減であれば新電力への切替で単価は落とすことができるので電気代は下がります。ですが、そもそもの電気“量”は減らすことができないので、省エネとは言えません。この量を減らさなければ根本的に解決できません。ヒアリがどんどん近づいてくる前に早急な意識改革が必要です。具体的に省エネする方法などは、ぜひご質問をお寄せください。できる限りお答えしていきますね。
学校教育では聞かなかった用語
電気代、原子力、CO2、太陽光、VPP、ディマンドレスポンス、再エネルギーなど省エネについての用語はたくさんありますが、こういった言葉は教育課程の中では聞いたことがない人も多いと思います。
日本での環境問題といえば、CO2問題や、電気代節約、原子力問題、エコバック等浸透はしていますが、世界の中では実はまだまだ意識としては低いほうとされています。
環境についての教育推進
ドイツは世界の中でも環境意識が高く、全ての学校段階、全ての教科で環境教育は必修科目とし、さまざまなカリキュラム、教科書が作成されております。
学校の校舎作りからも環境意識は表れており、地元の天然石、天然木を利用したり、自然の場所では必要以上に手を加えず建設されております。
(出典:Wikipediaより)
土地面積の約半分が農地のドイツは、これまで1970年代の原子力発電所建設反対運動、1980年代の黒い森の酸性雨枯死、1986年4月のチェルノブイリ原発事故などの環境問題で意識は変わっていきました。
日本での環境、省エネ教育
日本では学校によっては、野菜を育てたり、遠足で山に行ったりと自然と触れ合う機会は多くなりつつあります。
環境省では、各国に見習い、行動科学等の理論に基づくアプローチをしながら、個人や学校に対して環境教育のアプローチを図っており、参加人数は増えてきている状況です。
2015年パリ協定にて、国際的に今後の環境問題に対して取り組む約束をした今、先延ばしにしても解決できない環境問題を、学校教育から進めていくのが必須だと思います!