Co2はどれくらい削減すればいいのか?

COPとは?

地球温暖化防止のためにCo2の削減が大事であることはわかりますが、どれくらい削減しなければならないのでしょうか。よくニュースでCOP21とかCOP25とか聞きますが、COPとは何でしょうか?COPとは「気候変動枠組条約締約国会議」という会議のことです。世界中の人たちが集まって、地球環境のことを考えるための会議です。1995年に第一回(COP1)が開催され、毎年1回開催されています。2019年は、チリで(COP25)が開催されます。

京都議定書 1997年COP3で策定

世界で初めて地球温暖化について数値目標を決めたことで、大きくニュースで取り上げられました。先進国のみですが、Co2削減目標を決め、義務付けられました。

パリ協定 2015年COP21で策定

世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力をする」との長期目標を掲げ、国連のほぼすべての国が加盟しました。そして、各国が目標を決め、各自努力し、その目標を義務付けられました。

日本のCo2削減目標

2030年度に2013年度比▲26.0%(2005年度比▲25.4%)の水準(約10億4,200万t-CO2)にしました。

(出典)主要国の約束草案(温室効果ガスの排出削減目標)の比較(経済産業省 作成)

日本のCo2削減の現状

平成31年4月16日に発表された、環境省と国立環境研究所の、2017年度(平成29年度)の温室効果ガス排出量(確報値)によると、2013 年度の総排出量(14 億 1,000万トン)と比べて、8.4%(1 億1,900万トン)の減少となっています。

まだまだ26%の減少までは、ほど遠いですが、今後の技術の発達と、エネルギーミックスにおける様々なリソースに期待したいですね。

Co2ってどれくらい増加しているの?

とはいえ、毎年増加しているといっても、なかなか実感できません。一体どれくらい増加しているのでしょうか?なんと1年間に150億トンも増加しているのです。

出典:地球環境研究センター

そして、世界の1年間の総排出量は、323億トンともいわれています。

出典:EDMC/エネルギー・経済統計要覧2019年版

人が吐くCo2は大丈夫なの?

人の呼吸によるCo2の排出は、食物連鎖によりプラスマイナスゼロになると言われています。植物が空気中のCo2を吸収して、太陽の光を利用し、光合成して食物となります。それを食べて、人はCo2を吐き出すので、Co2は食物により減った分、人が吐き出しているとも言えます。これをカーボンニュートラルと言います。

出典:地球環境研究センター

Co2の1トンはどれくらい?

Co2は気体なのに、体積ではなく、重量で表します。ちゃんと気体にも重量があります。Co2の場合、直径約10mの球体分集めれば、1トンになります。これは、一人の日本人が生活するうえで排出すると言われている量の半年分になります。

一人当たりの二酸化炭素排出量(家庭部門、燃料種別)(2017年度)

出典) 温室効果ガスインベントリオフィス

なので、例えば2億トンのCo2を削減しようと思えば、1億人分の1年間に排出するCo2を削減しなければならないので、その規模がだいたい実感できると思います。

Co2削減は、世界の潮流

世界では、環境を無視して事業を行っている会社は、見放される時代が来ています。とある日本の発電会社は、火力発電が多いことから、環境に良くない発電とみなされ、ある海外からの投資が撤退しています。つまり環境破壊につながる事業をしている会社は、投資家に見放されるということが現実に起こっています。これを、化石燃料への投資撤退「ダイベストメント」といいます。このようにCo2削減は、世界の潮流になっているのです。

このコラムを執筆した人:
網島 弘幸