省エネから観光地へ

地熱によって省エネ

みなさん地熱をご存知でしょうか?

地球の内部には約6000度の核(コア)があり、核(コア)から内核、外核、マントル等を伝い地上に熱が伝わっていくのですが、その熱を地熱といいます。地熱のエネルギーを使い、発電や蒸気、熱水を利用して、普段の生活に還元していきます。

下図は地熱を利用する際の簡単な絵ですが、地熱発電は化石燃料発電(石油・石炭火力発電など)と比較してCO2排出量が相対的に小さく、地球温暖化の防止対策としてクリーンなエネルギーです。

(出典:資源エネルギー庁より)

 

省エネによって観光地にしたアイスランド

地熱エネルギーを利用し国策として進めた結果、温浴施設にした国がアイスランドです。

ブルーラグーンと呼ばれる約5,000㎡もある施設で、温泉水はスヴァルスエインギ地熱発電所から汲み上げた地下熱水の排水を、再利用した施設となっております。観光客も多く、白濁した温泉水には皮膚病治癒の効果があるそうです。

(出典:Wikipediaより)

1973年の石油ショックにより他のエネルギーを探した結果、地熱エネルギーを見つけたアイスランドは再生可能エネルギー国家へと変わりました。現在のアイスランドのエネルギー割合は、地熱が 90%程度、電気が 10%程度となり、石油はごくわずかな割合だそうです。1kWhにかかるコストも他の天然ガス、バイオマス、風力等と比べて格安です。

 

日本で地熱は?

日本では地熱発電所は43カ所あり、現在開発中の発電所もあります。しかし、発電量でみればまだまだ少なく、全体の約1%ぐらいしか賄っておりません。

日本の地熱資源は他の国と比べても豊富なので、さまざまなエネルギーを使う方向にむかっているこれからは期待です。

省エネと聞くと我慢することが先行し、なかなか気が進まないことがありますが、ブルーラグーンのような省エネによって生まれた施設もあることを知っていると、ネガティブなことばかりではないのではと思いますね!

網島大樹