昨今の世界情勢によって、電気代高騰になり各家庭や施設、店舗で毎月の電気代が上がっていることを実感している方は多いと思います。
省エネ意識が高まり、様々な形で電気代削減の努力をしていますが、電力単価が上がっている為、せっかく電力量を落としたのに、電気代としてみると高くなっています。
そのため電力量を減らしていくのですが、現在日本はいつ、どれぐらいの電力を使用しているのでしょうか。
家庭における電気の使い方
家電製品の発展やエアコンの普及により、各家庭で快適生活へ向けてどんどん発展していきますが、一方で電力需要は伸び続けてきました。
しかし、2011年に発生した東日本大震災より、企業や各家庭の取り組みにより、電力使用量は震災前と比べて伸びは下降傾向となっています。
グラフは一世帯あたりの1ヵ月あたりの平均電力消費量推移となります。
2015年の1ヵ月平均電力消費量は247.8kWhで、これは単純計算で500Wのもの(電子レンジ、エアコン、冷蔵庫、電気ポッド等)を約20日間使用したままの量です。
次のグラフはどの時間帯が一番電気を使われているかの推移グラフです。
グラフよりほとんどの電力ピークが8月、もしくは1月になります。
8月の中でピークの時間帯が14時~16時の昼から夕方になり、1月では8時~11時の朝、もしくは18時~20時の夕方から夜になる時間帯がピークとなっております。
家庭の電気設備で夏と冬で最も使うものはエアコンなので、エアコンがもっとも動く時間帯が電力量として最も高くなっています。
また、エアコンの普及により、全体の電力のうちのエアコンの割合が増えてきております。
家庭向けのエアコン省エネ
資源エネルギー庁では、家庭向けエアコンの省エネに関して以下のように推奨しております。
冷房時の工夫
・ドア・窓の開閉は少なく。
・レースのカーテンやすだれなどで日差しをカット。
・外出時は、昼間でもカーテンを閉めると効果的。
・扇風機を併用。風がカラダにあたると涼しく感じます。
暖房時の工夫
・ドア・窓の開閉は少なく。
・厚手のカーテンを使用。床まで届く長いカーテンの方が効果的。
・扇風機を併用。暖まった空気を循環させましょう。
※適宜、換気をする。
コロナの状況で家にいる時間帯が多くなってきている為、夏や冬でエアコンを使用する頻度は多くなってきていると思います。
生活にとってかかせないエアコンですが、月々の電気代で慌てないように、準備や対策をしていきましょう。