電力会社を装いさまざまなやり方で金額を請求する
電気代が安くなるのは魅力的ですが、そのために無駄なお金を払ってしまい、後悔することがあります。
電力会社がホームページで紹介している主な注意喚起は以下のようなものです。
<犯行事例>
- 集金員を装い、「電気ご使用量のお知らせ(検針票)」を使って、電気料金を支払うよう要求する。
- オール電化による電気料金の削減をうたい文句に、電気給湯機やIHクッキングヒーターなどを不当な金額で売り込む。
- 太陽光発電システムの導入にあたり、光熱費や補助金について事実と異なる説明で勧誘する。
- 社員を装い、指定口座に現金を振り込むよう要求する(いわゆる「振り込め詐欺」)。
- 社員を装い、お客さまの個人情報(口座番号、キャッシュカードの暗証番号等)を聞き出す。
- ○○電力の債権名簿にお客さまの名前がある等と騙り、削除するための費用を要求する。
- 社員を装い、全国での事業展開のため個人向け株式を販売する等と語り、投資資金を要求する。
上記のような場合は勤務証や会社名、所属、氏名をしっかりと確認とメモで控えておき、お近くの電力会社に電話し、確認を行いましょう。
大手電力会社の名を借りて新電力を変更させる
2016年から始まった電力小売り自由化より大手電力会社から新電力会社へに変更することが可能となりました。
その時「○○会社も推奨している新電力」と大手電力会社の名を借りて宣伝していたりします。実際電力会社と協力関係の会社もありますが、中には嘘もありますので注意してください。
「何かわからないけど安くなる」や「とりあえず契約してみよう」などさまざまな理由で、ついついお金を払ってしまうケースがあります。
実際下記のように電力自由化により不安なお客様が増えております。
訪問時に直接請求される場合
電力自由化の詐欺の中でも、多くに見えるのが訪問時、電力会社変更と電力メーター交換後にその場で請求される場合です。
既存の電力会社からの切り替えが目的なので、大幅な設備変更は必要ありません。
なので、電力会社変更する際に費用がかかるのでは?と思っている方は多いようです。
しかし電力会社を切り替えるからといって初期費用がかかることはありません。
電力メーターをスマートメーターに切り替えるので、「作業台として払わないといけないのでは?」と思いますが、消費者側が負担することはありません。
交換した会社は電力会社から作業費として支払われます。なので消費者側は無料で交換します。
現在では各電力会社より、電力メーターからスマートメーターに無料で随時変更する動きもしておりますのでご安心ください。
ただし、新電力で実際お安くなる場合もありますので、しっかりと自分の目で確認しましょう。
詐欺のパターンとしては無知を利用します。
大手電力会社の名刺ではないが、大手電力会社の名を借りている会社が来たときに不安な場合は、お近くの電力会社へ確認、相談しましょう。
他にも、新電力に関して、新電力の選び方や、新電力の普及率と、普及しない理由が知りたいかたは以下の記事をご覧ください。
間違いだらけ!新電力の選び方
新電力の普及率と、普及しない理由