COP28(国連気候変動枠組条約第28回締約国会議)
28回目となるCOP28は、2023年11月30日から12月12日の日程で開催されます。
開催地はUAEのドバイです。高層ビル・観光名所などが魅力的で経済的な中心地とし
て多くの国際企業の拠点となっています。
グローバル・ストックテイク
COP28で注目されているグローバル・ストックテイク(GST)とは気候変動に関する国際的な取り組みと進捗を評価するものです。(NDCの進捗の共有)
① 目標(NDC・5年ごとに更新)
NDCとは各国が気候変動に対処するための具体的な計画と目標を示すもので、国が温室効果ガス(GHG)の排出削減や気候変動への適応策をどのように達成するのか計画。
② 報告(2年ごとに作成)
③ 評価(GST・5年ごとに実施)
目標→報告→評価と定期で実施することで、目標達成に向けた改善へと繋げていく目的があります。COP28ではNDCの進捗がどうなのか注目されています。GSTの評価対象として化石燃料の脱却に向けて、どのような取り組みをするかがとても重要になってきます。
・温室効果ガス削減目標
・途上国への資金支援
・COP27から持ち越しのロス&ダメージ(気候変動の悪影響による損害と損失)への対策
など、様々なテーマがあり先進国を中心にカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させ、その排出量を実質ゼロにする)を実現することを表明しています。日本政府は世界で初めて2050年までにカーボンニュートラルの実現を宣言しています。