ことしは梅雨が長引く予想で、梅雨が明けたあとの今年の夏、電力需給は首都圏や関西圏など多くのエリアでここ数年で最も厳しくなる見込みです。
老朽化した火力発電所の休止や廃止による供給力の減少が要因とのことで、経済産業省は有識者の会議で、家庭や企業に電気の効率的な使用を呼びかけるなど安定供給を確保するための対策を取りまとめました。
経済産業省は、この夏は老朽化した火力発電所の休止や廃止による供給力の減少を要因に電力需給が厳しくなると見込んでいます。
予備率はここ数年で最も厳しい水準に
電力供給の余力を示す「予備率」、電力の安定供給に最低限必要とされる「予備率」は3%とされており、かろうじて上回っていますが、ここ数年で最も厳しい水準となりました。
(中日新聞2021年5月26日 05時00分 (5月26日 11時12分更新)抜粋)
夏場7月8月でもかろうじて3%を上回っていますが、最も厳しい水準、非常に厳しい状態です。
ですが、今年の冬は既に予測でも全く足らない事態に・・・
昨年の冬(昨年末~今年2月)も電力が不足する事態になり、変動制契約をしていた新電力契約者は電気代が高騰してしまい、倍以上の請求をされてしまったということも起きてしまいました。さらに、工場などには節電要請をし、コロナ禍でダメージを受けている中、生産ラインを停止するなどさらに追い打ちをかけられる事態に…。それが、今年はさらに深刻な状態で電力不足が発生してしまうということです。
(電力の需要量としては夏の方が多いのに、冬場が逼迫してしまう理由は、太陽光発電による押し上げ分が関係します。夏は日差しが強いため太陽光の発電量が増えるが、冬の日差しでは発電量が減るために火力発電で積み増さなければならず、一方で火力発電所は減ってきているためにひっ迫してしまいます。)
経済産業省の会議では『省エネの取り組みが例年以上に重要』というメッセージを出す方向
冬の見通しに関しては、休止している火力発電所をもう一度動かせないか、企業が持つ発電所を動かしたらどれだけの電力になるのかなどを検討し、秋にもう一度需給が見直されるということだが、やはり省エネの取り組みが重要になるという結論になっています。
効果的な省エネ方法
日本の省エネは多くの企業も既に取り組んでおり、これ以上どうすればいいのか?という状態になっています。もはや乾いたぞうきんをさらに絞る状態ですが、技術はどんどん進み、今まで以上の省エネ効果を実現できる機器も多数出てきています。
弊社の空調省エネ機器「エコミラ®」であれば、夏場や冬場のエアコンを止めずに今まで以上の省エネ効果を発揮することができます。
さらに、日本の電力状況にとってもデマンドレスポンス対応特許を有している機器ですので、普段の省エネをしながら、日本の電力がひっ迫時には貢献もできます。
今後、デマンドレスポンスはさらにその必要性を見込まれる仕組みとなると思いますので、今のうちにぜひ採用を検討してみてください。
下記リンクより「デマンドレスポンスとは」「日本の電力状況」が確認できますので、ぜひご覧ください。